02A:第2回 インストールと設定
★奇数組は対面,偶数組はオンライン★
オンライン組はTeams授業会議に参加
【目次と関連記事】
◆0.はじめに
◆1.確認と復習( メールの送信などについて )
◆2.ファイル拡張子を表示
◆3.LibreOfficeのインストールと動作確認
◆4.LibreOfficeの互換性
◆5.タッチタイピング(2)
<付録:MS Officeの利用>
◆0.はじめに
◎出席: 今日のrespon:13:30開始,締切は15時
https://gyazo.com/5195eeae2912d73563a7e2f0aecbd828
1. 「教室番号/参加場所」
2. キーワード:授業の冒頭に口頭で伝える
3. 前回の内容の自己評価
◎注意:更新したらリロード
本実習での教材はWebコンテンツです.新しい情報を追加したり,間違いを訂正したりして,ちょくちょく更新します.「更新したのでリロードしてください」と指示があったら必ずリロードしてください.
ただし,普通にリロードするだけでは画像表示がうまくいかないことがあります.その時には「スーパーリロード」を試して下さい.以下にリロードのやりかたを書きました.
★今回の内容★
今回の内容は「オフィススイートのインストール・設定」です.
ネットからアプリを自PCにダウンロード > インストール > 起動確認まで, 独力でやります.
この実習で利用するオフィススイートは,ライセンスフリーのオープンソースアプリケーション 「LibreOffice ( リブレオフィス ) 」です.
では始めましょう.と,その前に前回の確認をしておきます.
◆1.確認と復習( メールの送信などについて )
以下について,前回に欠席( 不参加 )者だけでなく,出席した人も,もう一度よく確認すること.
※前回説明しなかった事項も含まれているので注意.
( 0 ) 授業以前の手続き
A. Microsoft Teamsをインストールし,サインインすること.
TeamsにはWindows/MacOS/Android/iOS/web版アプリがある.
※アプリは必ず「職場/学校向け」をインストール
TeamsはWebでもアクセス可能.
← 大学設置PCを使う場合はwebアプリで(Teamsアプリがインストールされていない)
B. 全学統合認証の初期パスワードを変更すること
※全学認証パスワードを忘れたり,どうしてもログインできない場合,情報メディアセンター( 智光館地下 )にて事情を説明しパスワードを再発行してもらい( 要学生証 ),それでログインした後に,改めて自分のパスワードに変更する.
C. responアプリをインストールして初期設定すること
( 1 ) 授業サイト
情報基礎の授業サイトにアクセスし,アドレスをブックマーク( お気に入り )に登録する.
( 2 ) ウェブメールの設定
以下について設定を行うこと.
●自分のメールアドレスの連絡先への登録
●課題提出用メールアドレスの連絡先への登録
●電子メールの署名の登録
これらの設定が正しくなされているか,あるいは,自分のメールが正しく送信されたかどうかは,以下のどちらかで確認することができる.
1. 自分自身にテストメールを送信する
2. 龍大Gmailの「送信済み」フォルダに残っているメールを見る
メールの送信先( 宛先やCc ),送信内容,署名の有無などを自分でチェックしてみよう.
★★注意:追加:差出人の表示用氏名は変更しない★★
前回指示したように,「情報システムガイドブック」には変更するように書いてあるが,それはやらないこと.
https://gyazo.com/c474c0d343f4cd72b547a5cf26d7a0c9
もし変更した場合は,元の「龍谷 太郎Ryukoku Taro」のような表記に戻しておくこと.
( 3 ) 提出課題について
※今後,提出する課題を送信後に間違いに気づいたとしても,再送信はしないこと.
1. 指定された正しい件名を付けることができるか
2. 「課題提出用メールアドレスの連絡先への登録」がされているか
3. 「電子メールの署名の登録」がされているか
4. 送信先の指定として宛先( To: )とカーボンコピー( Cc: )が同時に設定できるか
※Cc: を追加する方法はネットで「Gmail Cc 方法」と検索
※今回以降,特に指定がない限り Cc: は使用しないこと.
★今後も,分からないことは自分で調べる習慣をつけること.
★★オプション課題★★
以下についても調べてみよう.
1. To,Cc,Bccはどのように使い分けるのだろうか.
2. CcやBccの意味・語源は何だろうか.
( 4 ) メールのマナーについて
メールを送信する際のマナーとしていくつか重要な事項があるが,今回気になったのは次の2つである.
1. 教員宛のメールには冒頭に○○先生( 一般には「様」 )というのを付けよう.
2. 1つの用件( 課題 )については1回のメール送信に限定すること( 何度も送信しない ).
そのために,メールを送信する前には,宛先,件名,送信内容などを十分に確認してから行うこと. まずそれが基本.
その他のマナーについては下記を参照すること.
★★課題提出の場合のメールの書き方の例:★★
A. 本文のみの場合:( 添付ファイルがない場合 )
code:本文のみメール
○○先生
第◎回の課題は下記のとおりです.
提出者:Y200999 電子 太郎
・・・・・
・・・・・
(最後に署名)
B. 添付ファイルがある場合:( 添付ファイルだけではダメ )
code:添付があるメール
○○先生
第◎回の課題は添付ファイルのとおりです.
ファイル名:XXXX.PDF ← ウィルス防止の観点から必ずファイル名を入れる
提出者:Y200999 電子 太郎
・・・・・
・・・・・
(最後に署名)
◆2.ファイル拡張子を表示させる
今後様々な作業をする上で大切なな設定をしておこう.
それはエクスプローラ等でファイルリストを見る際に 「ファイル拡張子を表示させる」ことである.
「ファイル拡張子」がわからない人 → 各自調べる!
★拡張子の表示設定
Windows/MacOSのデフォルト(初期設定)では拡張子は表示されない.
以下を参照して拡張子を表示させる.
どちらのOSでもファイラでは拡張子を表示し,データ保存の際には拡張子をつけるのを習慣にしよう.
◆3.LibreOfficeのインストールと動作確認
MS OfficeやLibreOfficeのように,ワープロ・表計算・プレゼンツールなどがワンセットになっているアプリは「オフィススイート」と呼ばれる.これについては,別記事にまとめたので一読されたい.
本実習ではオフィススイートとして"LibreOffice"というフリーソフトをインストールし利用する.
各人のPCにはすでにMicrosoft Officeがインストールされているかも知れない.また,よく知っている人は「龍大ではOffice 365が無償利用できるから,それを使えば?」 と思うかも知れない.しかしここではあえてLibreOfficeを採用した.では,なぜわざわざLibreOfficeをインストールして使用するのか? その目的は以下の通り.
目的1. 「OS非標準のソフトウェアをダウンロード > インストール > 利用」という体験をすること
目的2. 皆さん全員のPCに同じバージョンの MS Officeがインストールされているとは限らないこと
目的3. フリーウェア,オープンソースの考え方やその特徴を知っておくこと
◎LibreOfficeのインストールとその後の手順を以下に示す.
●LibreOffice本体 ( 安定版7.6.6 ): 2024/4/10現在
※最新版は24.2.2だが,バグが少ないことと,教材の汎用性を重視する目的から安定版を推奨する
●LibreOffice日本語ヘルプ:同じバージョンのヘルプパッケージ
※近年,アプリ使用についてのヘルプは,アプリ添付ヘルプよりも公式/非公式を含めたwebコンテンツに頼ることが多い.したがってこの日本語ヘルプについても絶対ではない.が,せっかく日本語化してリリースしてくれているのだから,使わない手はないだろう.
2. パッケージを実行してインストールする ( 1.本体 → 2.日本語ヘルプの順 ).
3. ワープロ = "Writer" ),表計算 = "Calc",プレゼン= "Impress" をそれぞれ起動させて動作確認する.
4. インストールされるアプリはこのほかにも"Draw" ( お絵かき ) ,"Base" ( データベース ) ,"Math" ( 数式エディタ ) などがあるので,せっかくだからいろいろ遊んでみる.
https://gyazo.com/9a93a306569de098d41b35471508d68b
◎LibreOfficeに関する主要なリンクを以下に示す.
あとは自分で調べ,自力でインストールすること.
※ヘルプファイルはバージョン番号の下にリンクがある
※LibreOfficeへの寄付※
ダウンロードが始まると,"Donate" ( 寄付 ) 画面が出てくる. この寄付はLibreOfficeを開発している団体,"The Documentation Foundation" の活動資金を集めるもので,怪しい広告でも営利目的の広告でもない. ( 参照:私たちは誰? | LibreOffice) もちろん,ライセンスフリーのオープンソースなので,寄付するかどうかは個人の意志. もしみなさんが「使っていてよかった,役に立った,自分を支えてくれた」 と思えるならば,いつでも,少額でも良いので,寄付をしてあげてほしい. こういう団体は常に開発資金に苦労している.
寄付というと違和感があるかも知れない(日本人は寄付行為に慣れていない).しかし, 野球やサッカー,あるいは好きなアイドルグループの応援グッズを購入するのと同じだと思えば理解しやすいだろう.
◆4.LibreOfficeの互換性
今回利用するLibreOfficeは,Microsoft Officeとの互換性の高さに定評がある.
MS Officeで作ったファイルをLibreOfficeで読み込んだり, LibreOfficeで作成してMS Office形式で保存することが可能で,表示が狂うことも非常に少ない.
ただしデフォルト( 初期設定 )でのファイル形式(拡張子)は異なる.保存の際には注意が必要.
下記の表は,MS OfficeとLibreOfficeに含まれる主要なソフトウェアとデフォルトのファイル拡張子( ファイル形式 )の一覧を比較したものである.
table:MS OfficeとLibreOfficeの拡張子
ソフト Microsoft Office LibreOffice
ワープロソフト Word ( *.docx ) Writer ( *.odt )
表計算ソフト Excel ( *.xlsx ) Calc ( *.ods )
プレゼンテーションソフト PowerPoint ( *.pptx ) Impress ( *.odp )
☆ODT/ODS/ODPは国際標準規格形式
LibreOfficeが採用している標準のファイル形式( .odt,.ods,.odp )は,"OpenDocumentFormat(ODF)"といって, ISO( 国際標準化機構 )などによる国際標準のファイル形式である.
市販されているソフトウェアは通常,それ独自のファイル形式で保存されるが,今ではアプリの多くが独自形式とは別に,このODFをサポートして読み込み/書き出しが可能となっている.この形式で保存していれば,ODF対応のソフトなら読み込める. ただし,フォーマットやレイアウトが崩れたり,指定したフォントが反映されないなどの細かいトラブルはある.
LibreOfficeはこのファイルの「標準性」ゆえに,行政など公共機関に採用されることが多くなっている.
◎Microsoft Officeの利用
龍谷大学ではMicrosoftと包括契約しているため,すべての学生は自分のPCでMicrosoft 365というMicrosoft Officeの頒布形態を利用できる (本学在籍中に限るが) .参考までに以下にまとめてある.
◆5.タイピング(2)
引き続きタイピング練習をしよう.
まだ手元を見てしまう人は必ずハンカチをかけること.
★★実習★★ タイピング(2)
この回は「半角英数字で英単語・英文を打つ」だ.
★おすすめ教材:
※WPM=Word per Minites: 1分当たり単語数
※秒速= 1秒当たり打鍵数 → 60を掛けると分当たりに
★上の目標値は間違えずに打つにはすぐには到達できないかもしれない.時間の許す限り,しつこくチャレンジしよう.
参照:藤井のスコア:A=230.3WPM,スコア195,B=秒速3.38,得点827点
以上.
2024/4/10
アラン・チューリングがエニグマ暗号機を解読した話.